ラブアンオフショア金融センターについて

ラブアンは1990年にマレーシア政府がオフショア金融センター(通称:LOFSA)を設立して以来、近年はタックスヘイブン(租税回避地)として注目されている場所でもあります。アジアのタックスヘイブンといえば、香港やシンガポールが有名ですが、ラブアンには都市国家のような華やかさはありません。

オフショア金融センターを設立した当時の時代背景を顧みれば、マレーシア政府はおそらく、香港の金融センターが1997年の中国返還後に国際的地位を失うことを密かに期待し、新たな外貨獲得の受け皿となるべく、オフショアセンターを設立したのではないかと考えられます。

ところが、返還後も香港の国際金融センターとしての地位は向上し続け、さらに隣国シンガポールからも大きく引き離され、マレーシア政府の思惑は完全に外れてしまったというのが実際のところでしょう。

しかし、2000年代初頭のIT革命により状況が一変しました。

ブロードバンドの急速な普及とともに商取引が電子化され、経済活動の多くは物理的な制約から解放されるようになりました。その結果、金融取引を初めとする電子商取引の多くは、より税率の低いオフショア地域を求め、ラブアンへと資金が移動し始めました(実効税率で見れば香港が16.5%、シンガポールが17%なのに対して、ラブアンはわずか3%にすぎません※1)。

ラブアンは上記のようなパラダイムシフトの恩恵によってその価値が再検討され、近年注目を浴び始めたと考えられます。

ラブアンは、日本人にはあまり馴染みのない場所かもしれませんが、2016年7月現在までに登記されたオフショア法人は13,000社を超え、設立件数は年間約900~1,000件ペースで増加しています。

ラブアン ラブアン

また、日本を始めとする世界有数の金融機関が営業拠点を構えるなど、アジアを代表するオフショア金融センターへと変貌を遂げています。

ラブアンオフショア銀行 ラブアンオフショア銀行 ラブアンオフショア銀行 ラブアンオフショア銀行 ラブアンオフショア銀行 ラブアンオフショア銀行

近年では、香港・シンガポールからのオフショアサービスの移転に加え、アジアにおけるイスラム金融の統括継点となっており、ドバイを始めとする中東地域からASEAN投資の受け皿として資金の流入が活発化しています。

※1 正確には会計監査済純利益の3%または20,000リンギットのいずれかを選択でき、後者を選択した場合、Auditorによる会計監査は不要となります。

お問い合わせ